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小さな自我から脱出するための公式(2)  

(2)小さな自我から脱出するための方法

1.この小さな自我から脱出するためには、(1)の過程を逆に遡っていきます。まず、自分の思いがどこにあるのかを確認していきます。自分を正当化している思いと相手を否定している思いを否定することなく客観的に見つめていきます。

2.この自分の思いを客観視できたなら、次にするべきことは、相手の否定・批判をやめることです。まず、知っておくべき点は「どんなに相手を責めても、相手は絶対に変わらない」ことを認識すべきです。この点さえ理解できたのなら、相手を責めることや否定することがどんなに無意味で時間の無駄かがわかるはずです。

3.さきほどの相手を批判する必要性が無くなれば、無意味な自分の正当化も必要なくなります。しかし、ここでは、さらに「自分に間違っていた点は何か無いか」を探します。
「俺は絶対に間違っていない!」すぐには難しいでしょう。また相手への批判が始まるかもしれません。それでも、振り返り検討していきます。すぐに答は出ないかもしれません。2日も3日もかかるかもしれません。
結局のところ答は見つからないかもしれません。それでも良いのです。

 意識の焦点を、相手の言動から自分の言動に移すことが大切なのです。

4.ここまで出来たなら、最初に出会った頃の「良い感情や考え」を思い出してみます。最初は相手に対する印象はどうだったか、どうしていこうと思っていたのか・・・などです。

5.最後の仕上げです。これが一番難しいかもしれませんが、これが実行できないと、画竜点睛を欠く、魂が込められていない絵と同じです。
 1から4までの事実や思いを相手に伝えるのです。言葉や文章にして・・・。
場合によっては謝罪の必要もあるでしょう。誤る必要が無いと思えば、どのように自分が相手を否定し、今回は自分の非を探っていったかを伝えます。必ずや相手には自分の真心が伝わるはずです。
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小さな自我から脱出するための公式(1) 

 小さな自我から脱出するための公式その(1)です。

(1)小さな自我に入っていく過程

会社を経営していると、実に多くの人間関係の問題に直面することとなります。対顧客、対従業員、対上司など。
ほとんどの場合、私たちは、
「今回のケースでは、あいつが悪い。自分は正しい」
このような思考回路になっているはずです。

では、この人間関係のトラブルの原因が相手では無く、自分にあるとしたらどうでしょう。思考回路を切り替えるのです。
 「そんなこと出来ない。絶対にあいつが悪いにきまっている」
そんな声が聞こえてきそうですが、次の公式を使えば視点を切り替えることができます。

 まず、今回のトラブルの過程を探っていきます。
 大抵のトラブル問題が次の過程で発生していきます。

例えば、相手がお得意様とします。

1.初めて出会った頃・・・この人と信頼関係を築いて、お互いに良いビジネスパートになれるよう努力しよう。(良い感情)

2.この良い感情の選択・・・しばらく付き合っていくうちに、段々相手のことが見えてきます。先ほどの「良い感情を維持する」か「その感情に背くか」の選択です。

3.そして「良い感情」に背いたとき、すなわち、
 「あんな奴とは思わなかった。もう付き合いたくない」(自分への裏切り)

4.自分自身の正当化・・・自分は被害者だ。自分はこんなに頑張っている。自分の行いこそ正しくて重要である。自分は人として間違っていない。

5.相手を否定する・・・あいつは怠け者だ。あいつは思いやりが無い。
あいつは嘘つきだ。あいつの判断は間違っている。

まとめると、

 良い感情 → 選択 → 自分への裏切り → 自分を正当化
                     → 相手を否定
この、4と5はかなりしんどい状況です。

まず、自分を正当化するために、有りもしない正当化事由を探さなければならないのです。自分への裏切りから生じる最初の現象です。
 
 自分を正当化すると同時に、相手を否定しなければなりません。相手の欠点を探し、当然そうでなければならないので、そのような目で相手を見て評価をしていきます。

これらは事実と反する場合が多分にあるので、非常に疲れる状態です。

(続く・・・)



第5条 人間関係の構築(概要) 

第5条 「良い人間関係を築く唯一の目的は幸運を引き寄せるためである」

1. 人間関係構築の目的

 良い人間関係を構築しなければいけないその目的は、ただひとつ。

 それは「運を良くする」ためだということ


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